ateliermantaのblog

タグ:アート

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こんにちは!アトリエマンタのムギです。 アトリエマンタは逗子を拠点とし、30名の子供たちと造形教室をして沢山の作品を作ってきました。 近い将来に造形の本を出版したいと考えておりますが、まずはブログという形で絵の好きな造形な好きな子供たちに、製作のヒントを教えてあげられたらと思っています。

今日は、『絵具遊び』をご紹介したいなと思います。
アトリエマンタでは、ただぐちゃぐちゃに描けばいいというのではなく、
美大受験でいう『平面構成』を意識して指導していました。

お家ではなかなかするのをためらう絵具遊びですが、ちょっとしたコツで、ちょっとした画材の選び方で素敵な作品がどんなお子さんでも作成することができます。

まずは一つ目。
オイルクレヨンと固形水彩絵の具を使用する方法です。
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まず、オイルクレヨンで、好きなように描いてみよう!と声がけをしてあげてください。




コツとしては、後から絵の具で色付けするという見通しを子供たちに予め伝え、
画面を区切るような気持ちで線を描いていきます。
真っすぐな線があったり、カーブを描くような線があっても良いですよ。
広い面と、小さな面があったり、構成を考えてするとよりメリハリのある画面になります。

ここでも、見通しや、上記に描いた程度の指導はしますが、どんな線にするかはこどもたちの
自主性や感性に任せます。

ある程度、線が描けたら次は水彩絵の具を塗ります。

ここでは固形水彩絵の具を使用していました。
固形水彩絵の具は発色も良く、なによりチューブから出しすぎて、混ぜすぎて真っ黒になったりということが起こりにくいので小さいお子様にも断然お勧めです。




オイルクレヨンの上から水彩絵の具を塗ると、オイルクレヨンが浮き上がってくるので、
塗りやすいですし、完成度の高いものができます。

水彩絵の具の色塗りも、小学校中学年くらいのお子さんでしたら、
明るい色と暗い色に塗り分け、なるべく沢山の色を意識して使うなどアドバイスしてあげましょう。


このレシピを製作された場合は、是非、アトリエマンタ(ateliermanta )とタグつけしてインスタグラムなどにアップしてくださいね!そうすると、マンタ先生も見れるので、すごーく嬉しいです。もしくは、アトリエのメールに画像を添付して送っていただければ、アトリエのインスタグラムでご紹介させていただきます! info@manta-p.co.jp



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pikaso こんにちは!アトリエマンタのムギです。 アトリエマンタは逗子を拠点とし、30名の子供たちと造形教室をして沢山の作品を作ってきました。 近い将来に造形の本を出版したいと考えておりますが、まずはブログという形で絵の好きな造形な好きな子供たちに、製作のヒントを教えてあげられたらと思っています。 芸術家といえば、まずはじめに思いつくのはピカソではないでしょうか。 でも芸術は爆発だ!って感じで一部の人しか理解されないようなものという感じで、良く分からないかもしれませんね。 キュビスムの創始者として知られる パブロ・ピカソ。 芸術とかアートってむずかしいとおもわれるかもしれませんが、どのような考えで製作されているのか説明してあげると意外と簡単にピカソ風に製作できるんです。 夏休みの作品として挑戦される場合は、美術館に行ったり、画集などでピカソについて一読してみると理解が深まるかもしれません。ポーラ美術館などでも開催されていたり、箱根の彫刻の森美術館でも作品が見れますので、自由研究を深めるために訪ねてみてはいかがでしょうか。 アトリエで製作する際も子供たちには、ピカソの代表的な作品や、どのような考えで製作されたものなのかなど製作をはじめる前に説明しました。

そうすると、不思議なもので、しっかりと耳を傾け、まるで自分がピカソになったかのような気持ちで製作できるのです!(子供たちは抽象的に説明するよりも、具体的に説明してあげて方が迷わずに製作できますよ!) 理論は説明しても、どのような作品にするかは個々の自由ですので、あまり見守る大人は口を出さないほうが面白い作品になります。 必要な材料はオイルパステルと、A4の画用紙2枚だけ!

オイルパステルはしっとりと定着の良い画材で、油絵風に仕上がりますし、画面上で混色もできるとても便利で直観的に製作できる画材です。認知症などに有効な臨床美術などでも扱われている脳にも優しい画材なのではないでしょうか。 塗り残しがあっても水彩絵の具など上から塗ると浮き上がってきて面白い効果がでるので小さいお子さんでも扱いやすく、とてもおすすめの画材です。 色々なオイルパステルがありますが小さいお子さんは柔らかいオイルパステルの方が扱いやすいかもしれません。一箱購入してあげると色々な製作に役立ちますよ。 少し話がそれますが、水彩絵の具は不透明なものではなくて透明なものを選ぶとオイルパステルの上から塗る際は絶対にお勧めです。 中でもシュタイナー教育のにじみ絵でもお馴染みのシュトックマー社のものが、発色が良くて断然おすすめです。少し、高いと思われるかもしれませんが、水で薄めて使いますので、思ったよりも長く使えます。小さい瓶のものでもいいですし、赤、青、黄色の三原色のみ購入されても良いかと思います。
STOCKMAR・三原色セット-ゲーテカラー(20ml×3本)
STOCKMAR(シュトックマー社)、ドイツ

画用紙は白でもいいですが、少し淡い色(肌色や黄色やピンクなど)がついたものだと、塗りのこしがあっても気にならないので小さいお子さんが製作される際はお勧めします。 アトリエでは何色か用意して、その日の気分で選んでもらったりしていますが、ご家庭で製作される場合は、色々な画用紙が束になったものを購入されると、楽しいと思います。
A4の画用紙1枚を8等分して切り分けます。その一つ一つに目、鼻、口、耳を横から見たり正面から見たり、下から見たり視点をかえたものをそれぞれオイルパステルで描いていきます。目は横からみたもの、鼻は正面からみたもの。口は下から見たものを描くということです。 顔のパーツが用意できたら、次にもう一つの画用紙に大きく顔の輪郭を描きます。顔のパーツがはみ出ても、逆にはみ出なくてもかまいません。大きすぎても小さすぎても面白いと考えましょう。 輪郭が描けたら顔のパーツ を福笑いのようなイメージで配置します。あくまでもピカソを目指しているので、面白く配置した方がよりいいです! 大体の配置が決まったら、スティック糊などで顔のパーツ を貼りつけていきます。 そのあと、髪の毛を描いたり、洋服を描いたり、背景を描いたりしていきましょう。 小さい子は画用紙の元の色が残ってもOK。元の色が残った場合でも、もうこのへんで終わり!と子供が思っているなら無理強いは絶対にさせてはいけません。無理強いしたりすると、否定された気持ちになりますし絵を描くのが嫌いになってしまうかもしれません。 その分、先ほど紹介した透明水彩などで、上から色を塗ったり、透明水彩を水で溶いたものをスプレーしたりして、他の方法を提示してあげて完成度をあげてみましょう。 透明水彩で上から色を足す場合は、少し太めの筆の方が良いですよ。
小学3年生以上なら、気持ちの体力もあるのでゲームのような気持ちで、すべて塗りつぶしましょう。そうすると、油絵で描いたような完成度の非常に高い作品になりますよ。 このレシピを製作された場合は、是非、アトリエマンタ(ateliermanta )とタグつけしてインスタグラムなどにアップしてくださいね!そうすると、マンタ先生も見れるので、すごーく嬉しいです。もしくは、アトリエのメールに画像を添付して送っていただければ、アトリエのインスタグラムでご紹介させていただきます! info@manta-p.co.jp

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